DM(ダイレクトメール)にOPP透明封筒を使うときのポイント
丈夫で引張強度もあって、水にも強く、輸送中や配達中も中身をしっかり守ってくれる。しかも、優れた透明度でDM(ダイレクトメール)の開封率アップに貢献してくれるOPP(二軸延伸ポリプロピレン)製の透明封筒。ダイレクトメール送付には今や欠かせないアイテムの一つですが、紙よりも軽いことを生かせば、発送数量次第でコストの削減も可能です。
そこで今回は、OPP製透明封筒をダイレクトメールに使う場合に役立つマル得情報をお伝えしていきます。
もくじ
1:OPP透明封筒を発注する前にまず定形と定形外の違いを知っておこう
2:DMに最適OPPフィルム製透明封筒の規格サイズと主な用途
3:既製品のOPP透明封筒にはないサイズや厚みが欲しいときは?
4:まとめ
1:OPP透明封筒を発注する前にまず定形と定形外の違いを知っておこう
一般にダイレクトメールの発送では郵送を利用します。その場合は、封筒のサイズや送るものの総重量によっては定形郵便で送ることができるため、送料を安くすることが可能。ただし、重量50g以内で、サイズは縦最大23.5cm・横最大12cm・厚さ1cmまでとなっているので、用途はだいぶ限られてきます。封入する中身も、カタログや冊子といったサイズの大きいものは送ることができません。基本的にはセールスレター1枚とA4三つ折のチラシ、クーポン券といったところでしょう。
一方、カタログや冊子など縦横のサイズが大きく厚みのあるものを送る場合は、定形外郵便を活用します。具体的には50gを超え4㎏以内の郵便物はすべて定形外扱いとなります。また、定形外郵便で送るには縦横厚みと3辺の合計が90㎝以内でなければなりません。
なお、定形郵便と定形外郵便の料金は以下の通り。定形郵便では重さの違いで2通りの料金が設定されていますが、定形外郵便は非常に細かい設定になっています。たとえば、1冊150gの冊子を2冊送る場合は1通につき390円となります。
定形郵便 | 定形外郵便 |
・25g以内:84円 ・50g以内:94円 |
・50g以内:120円 ・100g以内:140円 ・150g以内:210円 ・250g以内:250円 ・500g以内:390円 ・1kg以内:580円 |
※2019年10月1日より適用
ただし、ダイレクトメールのような広告郵便物は条件さえ満たせば「料金後納郵便」が利用でき、この場合、月間割引制度の適用が受けられるので月に50通以上、継続してダイレクトメールを発送する場合はこちらを利用されるとよいでしょう。なお、利用条件など詳細については下記を参照ください。
2:DMに最適。OPPフィルム製透明封筒の規格サイズと主な用途
一口にダイレクトメールと言っても、送るものによって必要となる透明封筒のサイズも大小様々です。前述のように定形サイズはあくまでもセールスレターやA4三つ折チラシ、それにクーポンなどを封入するような比較的小規模のものが適しています。一方、厚みや重量のあるカタログ、冊子を送る場合は定形外郵便を使うことになりますが、その場合は縦横のサイズ、封入物全体の厚み、総重量に合わせて透明封筒も適切なサイズを選ぶ必要があります。
なお、下にアイエヌジーが提供するOPP製透明封筒の規格サイズ一覧をご案内します。
品名 | サイズ(A×B+C) | 材質(数字は厚み) |
定形01 | 120×235+30 | OPP30 |
A4用01 | 225×310+30 | OPP30 |
定形01 | 120×235+30 | OPP40 |
PK-01 | 115×155+30 | OPP40 |
CD-01 | 155×155+30 | OPP40 |
A5用01 | 160×220+30 | OPP40 |
B5用01 | 195×270+30 | OPP40 |
角3用01 | 217×280+30 | OPP40 |
A4用01 | 225×310+30 | OPP40 |
角2用 01 | 240×332+36 | OPP40 |
定形01 | 120×235+30 | OPP50 |
洋定形01 | 235×120+30 | OPP50 |
角3用01 | 217×280+30 | OPP50 |
A4用01 | 225×310+30 | OPP50 |
角2用01 | 240×332+36 | OPP50 |
角1-01 | 270×382+36 | OPP50 |
※サイズの「A」は縦、「B」は横の長さを示し、「C」は封緘に用いる口テープの高さを表しています。
なお、A4サイズで収まる冊子は「A401」が適合しますが、同じサイズの冊子を複数封入する場合はよりゆとりのある「角201」がよいでしょう。また、封入するものの重量がある場合は同じ品番でも「OPP40」「OPP50」など厚手の透明封筒を選ぶようにします。なおこの「OPP数字」はOPPフィルムの厚さのことで、30は30ミクロン、40は40ミクロン、50は50ミクロンを表しています。なお、10ミクロンは0.01mmなのでそれぞれ0.03 mm、0.04mm、0.05mmのことです。
3:既製品のOPP透明封筒にはないサイズや厚みが欲しときは?
封入する内容物のサイズ、重量によっては、上記の規格サイズで対応できないことがあります。こうした場合は、業者に相談して、用途や希望の仕様にマッチした特注品を提案してもらうのがよいでしょう。ちなみに、アイエヌジーはOPPフィルム製品のメーカーなのでこうしたオーダーへの対応も万全です。
4:まとめ
OPP製の透明封筒をダイレクトメールで活用する場合は、封入するもののサイズや重量に合った製品を用いることが大切です。サイズや厚みが十分でないと輸送や配達の途中で裂けてしまいかねません。また、オーバーサイズでも中身が安定せず、破損につながります。もちろん場合によっては重量超過で郵送料が1段階上がることもあるでしょう。その意味でも、中身と封筒サイズのマッチングを図ることは必須。
アイエヌジーなら、お客様が要望されるサイズや仕様にマッチした透明封筒を提案できます。また、必要であれば規格サイズ以外の製品を別注することも可能です。ぜひ、お気軽にご相談ください。
◎お問い合わせ先
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〒335-0035 埼玉県戸田市笹目南町16番9号
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