プラスチック、不織布──メリット、デメリットを知って適材適所
CDやDVDなどのパッケージには、ハードプラスチックケースや不織布ケースが多く用いられます。こちらでは、OPP袋・PP袋を提供する包装資材メーカーの株式会社アイエヌジーが、これら2つの素材について、その特徴、長所、短所などについてご説明しています。それぞれ一長一短がありますので、パッケージ素材を検討される際にご参考ください。
ハードプラスチックケースと不織布ケースの比較
ハードプラスチックケース | 不織布ケース | |
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特徴 | 市販のCDやDVDディスクのパッケージとしてはごく一般的なもの。透明素材なのでジャケットやレーベルが外から判別でき、厚みがあり背も利用できる。 | 繊維を織らずにからみ合わせたシート状の布=不織布をケースにしたもの。 CDソフトケースの内袋としても用いられている。 |
長所 | ・透明なのでジャケットを生かせる。 ・背も作れ、タイトルを生かせる。 ・ディスク収納時は、記録面に接触するものがないので傷が付きにくい。 |
・安価で大量生産に向いている。 ・他の素材と組み合わせることも容易。 ・厚みや空隙を自由に設定できる。 |
短所 | ・不織布と比べると単価が高い。 ・厚みがあるので、書籍や雑誌などに添付するのに不向き。 |
・プラスチックと比べて強度が低い。 ・プラスチックケースと比べ、外部からの衝撃に弱い。 |
適 | ディスク単体で販売、頒布する場合や、保存性を重視する場合に適している。 | ・書籍や雑誌などの付録となるようなメディアのパッケージには最適。 |
不適 | 書籍や雑誌などの付録となるようなメディアのパッケージとしては厚みがネックになり適さない。 | 細かい傷でも再生不良の原因になるブルーレイディスクなどのパッケージ。 |
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