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ダイレクトメール用封筒を初めて発注する場合のポイント

OPP(無延伸ポリプロピレン)フィルムからできた透明袋は、中身が見えることからダイレクトメール用封筒としてもよく用いられます。では、ダイレクトメール用の透明封筒を発注するにはどんな点に注意すればよいのでしょうか。

今回は、透明封筒をそのまま使う場合はどうするのか、ロゴなどを印刷するにはどうすればよいのか、仕様を細かくオーダーするにはどうするかといったポイントを解説します。ダイレクトメール用封筒の発注が初めてというご担当者はぜひ、こちらを参考になさってください。

もくじ

1:最初に中身のボリューム、重量に合わせてフィルム、サイズを選ぶ

2:印刷する場合は住所の窓位置、封筒のデザインを決める

3:細かくオーダーするなら、OPP封筒、CPP封筒の専門業者に全部任せよう

4:まとめ

1:最初に中身のボリューム、重量に合わせてフィルム、サイズを選ぶ

ダイレクトメールにどんなものを入れるのか、セールスレターやカタログ、クーポン券、試供品などが具体的に決まっていて、なおかつ封入する印刷物のサイズが決まっていたら、あとはそのサイズに合わせて規格品の中から適合するものを選べばよいだけです。もちろん、これは、宛名書きのある紙などを中に封入する場合で、フィルム面に印刷などを施す場合はまた別の工程が必要になります。ここでは、あくまでも、既製の透明封筒をそのままダイレクトメールに使用することを念頭に置いてご説明しています。

なお、忘れてはならないのは封入する物品の総重量です。カタログや冊子を何冊も入れるとなるとかなりの重さになるため、ちょっとした裂け目から袋が破損しやすいOPP封筒(二軸延伸ポリエステル製の封筒)では、心もとない可能性も。この場合は、無延伸素材を使ったCPP封筒を検討する必要があるかもしれません。引っ張り強度は確かにOPPのほうが上ですが、CPPは重量が一ヶ所に集中しても伸びはしても避けにくく破損に至りにくいからです。なお、中身をより魅力的に見せるなら透明度の高いOPPを使いたいところですが、その場合は中身の重量に耐えうるものを特注する必要があるでしょう。

2:印刷する場合は住所の窓位置、封筒のデザインを決める

以上は、既製品の透明封筒をダイレクトメールに使う場合です。既製品はOPP封筒そのままでまったくの無色透明。そのため、社名やロゴマーク、イラストなどを表面に印刷したい場合は、印刷を別発注する必要があります。なお、透明封筒の印刷には大きく分けてグラビア印刷とシルク印刷の2通りがあります。

グラビア印刷は凹版方式とも呼ばれ、月刊誌などの写真ページなどでよく用いられています。そのため、色の再現がよく、深みのある色調表現が得意です。しかも、インクの接着性がよいため紙だけでなくプラスチック類の印刷にも適しており、OPP封筒の仕上げにも最適。仕上がり品質が優れているだけに印刷コストは高くなりますが、一度版をセットして機械を回せば高速印刷が可能なので大量生産には向いています。

一方シルク印刷は、大小の穴が空いた版に専用のヘラで、インクを伸ばし入れる印刷手法です。多色刷りを行う場合はインクを替えながら手加工を何度も繰り返さなければならないので、作業効率が悪くその分コストも高く付きますが、小ロットで制作する場合はグラビア印刷よりも適しています。

また、表面を印刷する場合は、あらかじめデザインを決めておく必要があります。ロゴやイラストをどうするか、イメージカラーはどうするかといったことに加え、住所窓をどこにするか位置決めをしっかり行うようにしましょう。これは、中身の第一面に来る印刷物に住所欄がある場合で、住所まで表面に印刷する場合も、表面に宛名ラベルを貼る場合も同様です。

3:細かくオーダーするなら、OPP封筒、CPP封筒の専門業者に全部任せよう

印刷のほか、袋に穴を開けるなど別途加工する必要がある場合は、特注になるので専門の業者に相談しましょう。こうした業者ならたいていの加工技術には対応しているので、どんなオーダーに対しても適切な提案をしてくれるでしょう。また同じ封筒でもOPP製がよいのか、CPP製がよいのかわからない場合でも、何をどの程度入れるのかがすでにわかっていれば、それを伝えるだけでサイズ、仕様まで提示してくれるはずです。

また、印刷が必要な場合も、業者によっては、デザインの企画から版の製作まで一貫してサポートしてくれるので、自社での対応が難しい場合は遠慮なく相談してみるとよいでしょう。予算や用途、必要数量などに合わせ、グラビア印刷がよいのかシルク印刷でよいのかも明確に提案してくれます。

4:まとめ

ここまで見てきたように、OPP封筒、CPP封筒の発注は難しくありません。サイズと重量がわかっていて、規格品で間に合うならそれを用いれば低コストでダイレクトメールを送付できます。内容物が規格品のサイズ、仕様には収まらない場合、封筒に印刷や加工を施したい場合は特注になりますが、専門業者に相談すればたいていのことは解決できるのでご安心ください。

なお、株式会社アイエヌジーでは、あらゆる用途にそのままで使えるような豊富な規格サイズの透明袋をご用意。もちろん、印刷・加工など特注にも柔軟に対応が可能です。また、印刷面のデザイン、版政策もお任せいただけます。お気軽にご相談ください。

◎お問い合わせ先

株式会社アイエヌジー
〒335-0035 埼玉県戸田市笹目南町16番9号
TEL. 048-449-7893/FAX. 048-449-7894
E-mail. info@ing-top.com

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